PR

自動車保険一括見積もりのデメリット3つ/メリット4つ

自動車保険一括見積もりサービスは、一見すると簡単でお得に見えますが、世の中そう甘いわけありません。

メリットがあれば、当然デメリットもあります。

利用前にどんなデメリットがあるかを知っておくと、後々トラブルや嫌な思いをせずに済みます。

2024年1月4日 監修者:金子賢司
ライフプラン・生命保険・損害保険・住宅ローン・介護・相続・資産運用・老後資金などのお金にまつわる相談およびセミナー講師など

自動車保険一括見積もりのデメリット

自動車保険一括見積もりには以下3つのデメリットがあります。

  1. 単純比較が難しい
  2. 営業・勧誘メールが来る
  3. 選択肢が限定される

デメリット①単純比較が難しい

同一条件で見積もり依頼したとしても、各社から届く見積もり結果は、補償内容が同一ではなくバラバラであることがあります。

車両保険の有無、特約の有無などオプションまわりについて必ずしも同条件で見積もり結果が出てくるわけではないのです。

  • 対人補償額の上限はいくら?
  • 対物補償額の上限はいくら?

など補償額の上限が5000万円なのか1億円なのか、もしくは無制限なのかで全く違ってきます。ぱっと見では保険料が安いと感じても、補償内容をよく見ると充実していなかったなんて可能性も否定できません。

また

などのオプションまわりも、各社によって基準がバラバラだったりするのです。

補償内容やオプションが違うのに、保険料だけでシンプルに比較するのは難しいですよね。補償内容がどうなっているのか、どう違うのかを見た上で、良し悪しを判断する必要があります。

一括見積もりの結果を参考に、候補を数社に絞り、その後一社ずつ個別見積もりをすることで、より正確な比較ができるようになります。

デメリット②営業・勧誘メールが来る

一括見積もりをすると「メールやハガキがたくさん届く」ようになります。

複数の保険会社に見積もりを依頼するので、当たり前ですが、見積もりの結果がたくさん届きます。勧誘や営業のメール、ハガキ、チラシなども届くようになります。

押し売りのような勧誘は一切ないので安心ですが、メールがたくさん届いてびっくりした、という方もいるので、見積もり結果がメールやハガキで届くことはあらかじめ覚悟しておきましょう。少なからず営業電話が来ることもあります。

自動車保険一括見積もりのデメリットでもある営業メールや勧誘メールの例

車とは関係ない営業・勧誘が来ることも。

ただし、余計な勧誘メール、メルマガが不要なら、見積もり時点でメルマガを希望しないにチェックするか、届いたメールの最下部などから解除できます。ですので、すぐに排除できるデメリットでもあります。

一時的にメールが大量に届くこともありますが、こうしてデメリットに対する対策もできます。

デメリット③選択肢が限定される

「選択肢が限定される」というのは、一括見積もりサービスによって参加している保険会社数が違うからです。

一括見積もりサービスに参加している損害保険会社は、以下の通り。

一括見積もりサービス インズウェブ 保険スクエアbang! ドコモスマート保険ナビ 価格.com イオンの保険相談 JAL保険ナビ SORAHO
参加保険会社 20社 18社 11社 14社 5社 8社 7社
アクサ
イーデザイン
ソニー
チューリッヒ
三井ダイレクト
SBI
セゾン(おとな)
チャブ
あいおいニッセイ
共栄火災
損保ジャパン
東京海上日動
日新火災
三井住友海上
AIG
セコム
楽天
こくみん共済

日本国内では55社の損害保険会社がありますが、一般的に一括見積もりサイトを通して見積もりしてくれる保険会社の総数は最大10~20社です。インズウェブが最多の参加者数ですが、それでも網羅しきれていません。

たとえば「イオンの保険相談」には楽天損保は参加していないので、イオンで一括見積もりをしても楽天損保の保険プランは比較できません。

知名度がある保険会社の見積もりを逃すことがあります。全ての保険会社が全ての一括見積もりサービスに参加しているわけではないのです。

どこの保険会社でもいいわけではない、ある特定の保険会社に見積もってほしい、というような場合は、一括見積もりだけでは網羅しきれません。一括見積もりをしつつ、個別に見積もり依頼するのが得策です。

網羅するためには、以下どちらかのパターンがおすすめです。

パターン①
インズウェブ+保険スクエアbang!+楽天損保

パターン②
インズウェブ+価格.com

このどちらかのパターンで見積もりをすれば、すべてに一括見積もり依頼できるということになります。手軽さで選ぶと、パターン②の方ですね。

ただし注意しなければならないのは、パターン①や②で網羅的に依頼できるとは言え、見積もり結果が返ってくるのは一部の会社のみである、ということ。すべての会社から見積もり結果が来るわけではありません。

 

自動車保険一括見積もりのメリット

デメリットはありますが、もちろんメリットもあります。以下4つです。

  1. 安い保険会社・プランが見つかる
  2. 入力が1度で完了する
  3. 無料プレゼントがもらえる場合がある
  4. 代理店型の損害保険の見積りが取れる

メリット①安い保険会社・プランが見つかる

メリットはなんといっても、適切な保険社・安いプランを知ることができることです。

優秀な一括見積もりサービスを使えば、10社以上の見積もりを取り寄せることができるので、あなたにとっての「コスパの良い自動車保険」がわかるのです。

10年以上前になりますが、2008年5月21日に「 損保6社:保険料取り過ぎ133万件、総額298億円」という保険料過徴収問題が発覚しました。本来の額面よりも、多く保険料を徴収していたのです。

損害保険会社が火災保険料などを取り過ぎていた問題で、東京海上日動火災保険など損保大手6社は21日、取り過ぎた保険料の総額が最終的に298億円に達する見通しであることを明らかにした。取り過ぎの契約件数は6社合わせて約133万件の見込み。損保業界では05年から07年にかけて、総額約400億円の自動車保険などの保険金不払い問題が起きており、相次ぐ不祥事に業界の体質が改めて問われそうだ。

21日会見した各社の幹部は取り過ぎの原因を「保険商品が複雑化し、(顧客への)説明が不十分だった」(三井住友海上火災保険の柄沢康喜専務)などと説明し、陳謝した。各社は取り過ぎた保険料を契約者に順次返還している。

取り過ぎ額の内訳は火災保険(セット販売が多い地震保険を含む)が237億円(約62万件)▽自動車保険が43億円(約68万件)▽その他の傷害保険などが18億円(約3万件)。契約1件当たりの取り過ぎ額は平均で2万円強となる。今年夏に再発防止策も含めた最終報告をまとめ、取り過ぎ額も確定する。

取り過ぎ問題は06年、耐火性が高いツーバイフォー(2×4)住宅に火災保険料の割引を適用していなかったことで発覚した。さらに、1981年施行の新耐震基準に沿って建築された住宅への地震保険料割引や、5年以上無事故・無違反の「ゴールド免許」保有者への自動車保険料割引、自営業者の病気・けがを保障する傷害保険で、職種ごとの割引などが適用されず、保険料を取り過ぎていたことがわかった。

問題の発覚後、6社は、金融庁の要請を受けて、すべての個人向け保険を対象に調査を進めてきた。

(毎日新聞より)

上記の通りですが、自動車保険でもある特定の損害保険会社が「約68万件、43億円を取り過ぎていた」のです。私たち消費者側から見ると、契約1件あたり2万円も余分に払わされていたのです。

他にも、自動車保険の特約を中心とした保険金の不払い問題もあります。不当な理由を突き付けて、保険金を支払わないのです。損害保険会社も営利企業であり、なるべく保険金を支払いたくない側面があるのは仕方ないですが、金融庁が損保ジャパンおよび三井住友海上に業務停止命令を出した過去もあります。

悪意があるにしろないにしろ、こうした損害保険会社を選んでしまわない為にも、自動車保険の一括見積もりが役立つのです。保険プランを横並びで比較し、且つそれぞれ個別ごとにもよく吟味してください。すべてのリスクを事前排除することは難しいにしても、一括見積もりによって保険料の妥当性や企業としての姿勢がある程度は見えてきます。

メリット②入力が1度で完了する

自動車保険の見積もりは、通常は1社あたり10分程度かかるので10社見積もれば2時間弱。

しかし一括見積もりサイトなら、1度の入力で複数社の見積もりをゲットできます。手間をかけずに最安自動車保険を探したい方にはぴったりです。

自動車保険の一括見積もりサービスは「短時間の入力」で「複数の会社」の保険料見積もりが届く優秀なサービスです。

筆者が、各保険会社を1社ずつ個人情報を入力して、10社分の保険料を試算したときは、1時間40分もかかってしまいました。しかも、試算したのにメモを忘れたりして、思うように比較することもできず……。

そんな無駄な時間をかけたくない方は、一括見積もりサービスを利用すると良いでしょう。たったの5分程度で10社分の見積もり比較ができます。

たくさんのメールやハガキが届くこと以外のデメリットはありませんので、気軽に利用してみてくださいね。

メリット③無料プレゼントがもらえる場合がある

一括見積もりサービスによっては、期間限定でお得な自動車保険見積もりのプレゼントを実施していることがあります。

お米やクオカード、ポイントなど無料プレゼントは様々ですが、タイミングが合えば保険料プラスαの「お得」をゲットできるかもしれません。

メリット④代理店型の損害保険の見積りが取れる

これは隠れたメリットというか、あまり認識されていない利点のひとつです。

自動車保険の任意保険には大きく2種類、「ダイレクト型(ネット型)」と「代理店型」があるのですが、一般個人が直接的にネットなどで見積もりを取れるのは、ダイレクト系のみです。

その名の通り、代理店型は代理店を通してしか見積もり・契約が原則できません。

型式 個人から直接的な見積もり・契約
ダイレクト型
代理店型 不可

インターネットを使って一般個人が保険会社に “直接的に” 見積もり・契約ができるのは、ダイレクト型(通販型)保険のみであり、通常は代理店型の保険は見積もりすらできません。その名の通り、代理店を介してでないとできません。

しかしながら、一括見積もりサービスを通すと、代理店型の損害保険会社へも見積もり依頼ができます。

一括見積もりサービスを使うと、代理店型の自動車保険(損害保険会社)の見積もりも取れることを表した図解イラスト

代理店を通すか、一括見積もりサービスを使うと、代理店型損害保険会社にも見積もり依頼できます。

金融庁の損害保険会社免許一覧に登録されており、日本国内向けに自動車保険を提供している代理店型の損害保険会社/ダイレクト型の損害保険会社は以下です。

タイプ 保険会社名
代理店型 あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
AIG損害保険株式会社
共栄火災海上保険株式会社
損害保険ジャパン株式会社
大同火災海上保険株式会社
東京海上日動火災保険株式会社
日新火災海上保険株式会社
三井住友海上火災保険株式会社
Chubb 損害保険株式会社
ザ・ニュー・インディア・アシュアランス・カンパニー・リミテッド(ニューインディア保険会社)
ダイレクト型 アクサ損害保険株式会社
イーデザイン損害保険株式会社
SBI損害保険株式会社
セコム損害保険株式会社
セゾン自動車火災保険株式会社
ソニー損害保険株式会社
三井ダイレクト損害保険株式会社
楽天損害保険株式会社

いわば一括見積もりサービスが代理店のような立ち位置、役割をしてくれるってことですね。

ちなみに代理店型の損害保険会社の自動車保険の商品名は以下の通りです。

保険商品名 保険会社名
タフ・クルマの保険 あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
家庭用・一般用総合自動車保険 AIG損害保険株式会社
KAPくるまる 共栄火災海上保険株式会社
THE クルマの保険 損害保険ジャパン株式会社
DAY‒GO!くるまの保険 大同火災海上保険株式会社
トータルアシスト自動車保険 東京海上日動火災保険株式会社
おくるまの保険 日新火災海上保険株式会社
GK クルマの保険 三井住友海上火災保険株式会社
家庭用自動車保険(SDA) Chubb 損害保険株式会社
NIA自動車保険 ザ・ニュー・インディア・アシュアランス・カンパニー・リミテッド(ニューインディア保険会社)

一般的には、

  • 保険料が安い → ダイレクト型
  • 対応・サポートが充実 → 代理店型

といった傾向があります。

一括見積もりサービスが代理店のようなポジションになってくれることで、代理店型の保険にもアクセスできるようになるのです。

代理店型に興味はあるけど「代理店の担当者を付けるのが面倒」というような方にとっては、大きなメリットです。