自動車保険一括見積もりサービスは、簡単でお得に見えますが、世の中そう甘いわけありません。
メリットもあるのですが、利用前にどんなデメリットがあるかを知っておくと、後々トラブルや嫌な思いをせずに済みます。
自動車保険一括見積もりのデメリット
自動車保険一括見積もりには以下3つのデメリットがあります。
- 単純比較が難しい
- 営業・勧誘メールが来る
- 選択肢が限定される
デメリット①単純比較が難しい
同一条件で見積もり依頼したとしても、各社から届く見積もり結果は、補償内容が同一ではなくバラバラであることがあります。
- 対人補償額の上限はいくら?
- 対物補償額の上限はいくら?
など補償額の上限が5000万円なのか1億円なのか、もしくは無制限なのかで全く違ってきます。ぱっと見では保険料が安いと感じても、補償内容をよく見ると充実していなかったなんて可能性も否定できません。
また
などのオプションまわりも、各社によって基準がバラバラだったりするのです。
補償内容やオプションが違うのに、保険料だけでシンプルに比較するのは難しいですよね。
一括見積もりの結果を参考に、候補を数社に絞り、その後一社ずつ個別見積もりをすることで、より正確な比較ができるようになります。
デメリット②営業・勧誘メールが来る
一括見積もりをすると「メールやハガキがたくさん届く」ようになります。
複数の保険会社に見積もりを依頼するので、当たり前ですが、見積もりの結果がたくさん届きます。勧誘や営業のメール、ハガキ、チラシなども届くようになります。
押し売りのような勧誘は一切ないので安心ですが、メールがたくさん届いてびっくりした、という方もいるので、見積もり結果がメールやハガキで届くことはあらかじめ覚悟しておきましょう。少なからず営業電話が来ることもあります。
ちなみに余計な勧誘メール、メルマガが不要なら、見積もり時点でメルマガを希望しないにチェックするか、届いたメールの最下部などから解除できます。
一時的にメールが大量に届くこともありますが、こうしてデメリットに対する対策もできます。
デメリット③選択肢が限定される
特定の保険会社の見積もりを逃すことがあります。世の中全ての保険会社が一括見積もりサイトに参画しているわけではありません。
日本国内では55社の損害保険会社がありますが、一般的に一括見積もりサイトを通して見積もりしてくれる保険会社の総数は最大10~20社です。
どこの保険会社でもいいわけではない、ある特定の保険会社に見積もってほしい、というような場合は、一括見積もりだけでは網羅しきれません。
一括見積もりをしつつ、個別に見積もり依頼するのが得策です。
自動車保険一括見積もりのメリット
デメリットは否めないですが、もちろんメリットもあります。以下3つです。
- 安い保険会社・プランが見つかる
- 入力が1度で完了する
- 無料プレゼントがもらえる場合がある
メリット①安い保険会社・プランが見つかる
メリットはなんといっても、適切な保険社・安いプランを知ることができることです。
優秀な一括見積もりサービスを使えば、10社以上の見積もりを取り寄せることができるので、あなたにとっての「コスパの良い自動車保険」がわかるのです。
10年以上前になりますが、2008年5月21日に「 損保6社:保険料取り過ぎ133万件、総額298億円」という保険料過徴収問題が発覚しました。本来の額面よりも、多く保険料を徴収していたのです。
損害保険会社が火災保険料などを取り過ぎていた問題で、東京海上日動火災保険など損保大手6社は21日、取り過ぎた保険料の総額が最終的に298億円に達する見通しであることを明らかにした。取り過ぎの契約件数は6社合わせて約133万件の見込み。損保業界では05年から07年にかけて、総額約400億円の自動車保険などの保険金不払い問題が起きており、相次ぐ不祥事に業界の体質が改めて問われそうだ。
21日会見した各社の幹部は取り過ぎの原因を「保険商品が複雑化し、(顧客への)説明が不十分だった」(三井住友海上火災保険の柄沢康喜専務)などと説明し、陳謝した。各社は取り過ぎた保険料を契約者に順次返還している。
取り過ぎ額の内訳は火災保険(セット販売が多い地震保険を含む)が237億円(約62万件)▽自動車保険が43億円(約68万件)▽その他の傷害保険などが18億円(約3万件)。契約1件当たりの取り過ぎ額は平均で2万円強となる。今年夏に再発防止策も含めた最終報告をまとめ、取り過ぎ額も確定する。
取り過ぎ問題は06年、耐火性が高いツーバイフォー(2×4)住宅に火災保険料の割引を適用していなかったことで発覚した。さらに、1981年施行の新耐震基準に沿って建築された住宅への地震保険料割引や、5年以上無事故・無違反の「ゴールド免許」保有者への自動車保険料割引、自営業者の病気・けがを保障する傷害保険で、職種ごとの割引などが適用されず、保険料を取り過ぎていたことがわかった。
問題の発覚後、6社は、金融庁の要請を受けて、すべての個人向け保険を対象に調査を進めてきた。
(毎日新聞より)
上記の通りですが、自動車保険でもある特定の損害保険会社が「約68万件、43億円を取り過ぎていた」のです。私たち消費者側から見ると、契約1件あたり2万円も余分に払わされていたのです。
他にも、自動車保険の特約を中心とした保険金の不払い問題もあります。不当な理由を突き付けて、保険金を支払わないのです。損害保険会社も営利企業であり、なるべく保険金を支払いたくない側面があるのは仕方ないですが、金融庁が損保ジャパンおよび三井住友海上に業務停止命令を出した過去もあります。
悪意があるにしろないにしろ、こうした損害保険会社を選んでしまわない為にも、自動車保険の一括見積もりが役立つのです。保険プランを横並びで比較し、且つそれぞれ個別ごとにもよく吟味してください。すべてのリスクを事前排除することは難しいにしても、一括見積もりによって保険料の妥当性や企業としての姿勢がある程度は見えてきます。
メリット②入力が1度で完了する
自動車保険の見積もりは、通常は1社あたり10分程度かかるので10社見積もれば2時間弱。
しかし一括見積もりサイトなら、1度の入力で複数社の見積もりをゲットできます。手間をかけずに最安自動車保険を探したい方にはぴったりです。
自動車保険の一括見積もりサービスは「短時間の入力」で「複数の会社」の保険料見積もりが届く優秀なサービスです。
筆者が、各保険会社を1社ずつ個人情報を入力して、10社分の保険料を試算したときは、1時間40分もかかってしまいました。しかも、試算したのにメモを忘れたりして、思うように比較することもできず……。
そんな無駄な時間をかけたくない方は、一括見積もりサービスを利用すると良いでしょう。たったの5分程度で10社分の見積もり比較ができます。
たくさんのメールやハガキが届くこと以外のデメリットはありませんので、気軽に利用してみてくださいね。
メリット③無料プレゼントがもらえる場合がある
一括見積もりサービスによっては、期間限定でお得な自動車保険見積もりのキャンペーンを開催していることがあります。
お米やクオカード、ポイントなど無料プレゼントは様々ですが、タイミングが合えば保険料プラスαの「お得」をゲットできるかもしれません。
自動車保険一括見積もりの仕組み
ひと昔前のように1社1社に個別で連絡するのは大変ですし、そもそもどんな保険会社に連絡すればいいかも普通は見当がつきません。
しかしながら、一括見積もりなら、これらの問題が解決されます。
通常、自動車保険の見積もりをするときは、個人情報や車の型式、年式、補償内容などの細かい情報を自分で1社ずつ入力しなければなりません。
1社あたりの所要時間は慣れると7〜8分なのですが、慣れないと10分以上かかることもありますし、見積もり結果をメモしたり印刷したりしないと忘れてしまうのでちょっと面倒なのです。
かといって自動車保険の保険料は少しでも安くしたいのが人情。そのジレンマを解決するのが自動車保険の一括見積もりサービスです。
ラクになるだけではなく、複数社から見積もりをもらえるので、適切な相場がわかります。高すぎる保険会社やプランを見抜くことができます。
自分たちのマイカーや家庭状況に合った保険を探すには、これほど便利なものはありません。
当サイトで紹介している一括見積もりのインズウェブ公式チャンネルの動画もわかりやすいです。↓
プレゼント無料キャンペーンが開催される理由:見込み顧客が欲しいから
なぜ私たちは一括見積もりするだけで、無料でプレゼントや特典をもらえるのでしょうか?
その答えは「一括見積もりサイトは、無料プレゼントしてでも見込み顧客が欲しい」からです。
- ユーザーが一括見積もり完了
- ユーザーがプレゼントをもらう
- 保険会社が新規ユーザーの情報を手に入れる
- 保険会社は見込み客・新規顧客を増やせる
- 保険会社は一括見積もりサイトに報酬を支払う
という流れ・構造ができあがっています。
保険会社は新規ユーザーの情報が手に入ると1件いくらという形で、一括見積もりサイトにお金を支払います。ですので、ユーザーに無料プレゼントしたとしても、一括見積もりサイトとしてはメリットがあるわけです。
投資(無料プレゼント)して、リターン(見込み顧客→新規契約)を狙っているのです。
手を変え品を変え、様々なキャンペーンを通して、新規ユーザーを獲得しに来てるのです。
自動車保険一括見積もり請求サービス参画会社
当サイトで紹介した自動車保険見積もりプレゼントキャンペーンに参画している損害保険会社や金融機関を調べました。
2022年11月現在、以下22社が確認できました。
- アクサ損害保険株式会社
- イーデザイン損害保険株式会社
- セコム損害保険株式会社
- ソニー損害保険株式会社
- チューリッヒ保険会社
- 三井ダイレクト損害保険株式会社
- そんぽ24損害保険株式会社
- SBI損害保険株式会社
- セゾン自動車火災保険株式会社
- Chubb損害保険株式会社
- あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
- 朝日火災海上保険株式会社
- 共栄火災海上保険株式会社
- 損害保険ジャパン日本興亜株式会社
- 東京海上日動火災保険株式会社
- 日新火災海上保険株式会社
- 三井住友海上火災保険株式会社
- AIG損害保険株式会社
- 株式会社リロケーション・ジャパン
- 株式会社シースタイル
- 株式会社福島銀行
- 神奈川県民共済生活協同組合
- 一般社団法人日本自動車連盟
- 株式会社じげん
- 株式会社FJネクスト
- 楽天損害保険株式会社
- 全国労働者共済生活協同組合連合会